まだ去年の話
2013年の10月20日のはなし。
この日の少し前に峠では積雪を観測し、いよいよバイクに乗るのもつらい気温になっていた。
今年最後のチャンスだと思い悪天候の中、支笏湖へ行くことに。
道中、路肩には雪、道路には落ち葉と、雨さえ降っていなければ完璧だった。
支笏湖につくと最後に来たときと比べて全く景色が変わっていたし、訪れている観光客も若い人たちが多かったのに驚いた。
支笏湖畔での一枚。
森を散策していると看板の上にカラカラになったホオノキの実が。
ホオノキと言うと、葉っぱはお寿司とか、朴葉焼きとかでよく見るけれど実は珍しい。次は花を見に来たい。
散策の後は休暇村支笏湖で温泉に浸かり、食堂でアキヒメ温玉ライスを頂いた。
フレークにするとベニザケと何が違うのかイマイチ判らない事に。
その後はビジターセンターで動物の剥製を見たり、チップの泳ぐさまを眺めた。
ビジターセンターの展示はとても見応えがあった。
道中は苔むした石や、酸化鉄いっぱいな色をした岩などがゴロゴロしていてとても楽しい。
所々に立つ看板の「ヒグマの生息地です」という文言に目をつぶればだが。
洞門の入口まで行くと周りはすべてが苔に囲まれていて、大変美しい場所だ。
すこし距離があるのと、"駐車場に車がない=散策者がいない時"は一人では歩きたくないという難点があるが、行ってよかった場所だった。
帰路ではきのこ王国できのこ汁を食べて温まり、積雪を観測した中山峠を通って帰った。
これで2013年の2輪生活を終えて、11月4日にはバイクを冬季保管に出した。大変充実した一年だった。
来年はどこへ行こう。